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メディコル

メディコルの疑義照会機能にAI要約など追加あれこれ

クリニックと薬局のやりとりで欠かせない「疑義照会」。
電話対応に追われると診療が滞り、確認の抜け漏れリスクも発生します。
そこで登場したのが、クリニック向け自動応答サービス「メディコル」の疑義照会機能です。

医療現場において、薬局からクリニックへの「疑義照会(処方内容に関する確認)」は日常的に発生します。しかし、電話対応に追われると業務が滞る、記録が残らない、対応が属人的になるといった課題も多いのが実情です。

クリニック向け電話自動応答サービス「メディコル」では、この疑義照会に対応するための 専用機能 を搭載し、さらにAI要約や自動化オプションを強化しました。この記事では、機能概要と課題、そして最新の改善提案を整理してご紹介します。

 

疑義照会

処方された薬の変更には医師の承認が必要なため、以下のフローが発生します。
薬局から処方クリニックに電話、受付が電話対応、医師に伝達。医師からの承認。薬局へ折り返し。

 

メディコル疑義照会機能

薬局はクリニックに電話、処方内容変更に依頼を電話録音、メディコル文字起こし、医師は直接画面で確認。
承認または変更を入力しボタンを押すことで、電話自動発進され、入力された内容を薬局に音声ガイダンスで伝えます。

課題・要望

メディコル疑義照会機能の画面イメージ

導入が進む一方で、現場からは以下のような課題要望がありました。

  • 承認時返信内容のカスタマイズ

    現状では返答が一律で、患者名や処方内容を柔軟に含められない。

  • 相手(薬局)側が理解したかどうかの確認フロー

    「伝わったかどうか」が可視化されず、再度確認が必要になる場合がある。

  • 文字起こしの精度

    専門用語や患者名の誤変換があり、確認作業に手間がかかることもある。

改善提案と新機能

承認時返信内容のカスタマイズ

新たに、テンプレート機能 が導入されました。これにより、クリニックごとに返答内容を自由に設定可能です。

差し込み変数を使うことで、自動化しながらも柔軟なメッセージ生成ができます。

 

{{pharmacy_name}}さま、{{clinic_name}}です。
{{contact_name}}さまの処方内容は問題ありません。こちらでお願いします。

 

利用できる変数:

  • 発信者:{{contact_name}}

  • クリニック名:{{clinic_name}}

  • 患者名:{{patient_name_block}}

 

これにより、形式的ではなく、実際の臨床現場に即した返信 が可能になりました。

 


文字起こしの精度向上とAI要約

従来の文字起こしに加え、AIによる自動要約が実装されました。

これにより、長文の疑義照会も以下のような形で瞬時に整理されます。

 

  • 患者名

  • 薬剤名

  • 疑義候補(投与量・禁忌・重複投薬など)

 

これにより、医師は詳細を一字一句確認する手間を省き、短時間で的確な判断 が可能になります。

 


 

まとめ:医療現場に寄り添う自動化の進化

メディコルの疑義照会機能は、

  • 自動文字起こし

  • ワンクリック承認

  • カスタム返信テンプレート

  • 薬局側確認フロー

  • AI要約

 

 

といった多層的な改善により、現場の「面倒」「不安」「時間ロス」を大幅に解消しています。

疑義照会は医療安全に直結するプロセスであり、迅速さと確実さが求められます。今後さらにAIとの連携が進めば、医師の負担を減らしつつ、患者と薬局双方にとって安心できる仕組みへと進化するでしょう。

 


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